第8章 遊園地へ Let's go!
人、人、人、人人人人人人……
あー…周り全部人……。
キ「だ、大丈夫か?カナ」
『……へっ?あ、はい。大丈夫ですよ?』
モ「疑問形になってるよカナちゃん…」
放心しかかってた私を心配してくれたのか、キドとモモさんが歩み寄ってきた。
私はとりあえず二人に大丈夫だと言う。
マ「セ、セト!私あれ乗りたいっ…!」
セ「ん?コーヒーカップっすか?良いっすよ!」
早速行動をしようとする二人。
しかしまあ、団長であるキドに止められた。
…お察しの通り、現在、メカクシ団全員で遊園地に来ています。
いや、こんな会話じゃお察しもクソもないと思いますけど、とにかく遊園地に来てるんです。
事の発端はモモさん。
なんでも、マネージャーさんから貰っていたチケットを、部屋で別のものを探している時に偶然見つけたらしい。
最大5人が入れるチケットが2枚。
なんなくここに入ってこれた。
それは良いんだけど……
カ「あ、キドー。お化け屋敷あるよ?行かなーーぐふっ!」
キ「カノ…次それ言ったらお前だけ強制的に帰らせるぞ」
モ「ヒビヤくん、風船欲しいの?おこちゃまだなー」
ヒ「だっ誰もそんなこと言ってないじゃん!」
マ「乗りたかったなぁ…」
セ「後で乗れるっすよ、マリー」
シ「くそっ…リア充ばっかじゃねえか…」
エ「ご主人!遊園地とはそういうものですよ!」
コ「……ネギマ…ある?」
『無いと思いますよ、コノハさん…』
……これ、どう収拾つけろって言うんだ…。