第7章 夏風邪にご用心
その後、それぞれに配り終わった。
マリーちゃんの方もコノハさんが居たおかげか、何の問題もなく配り終えたらしい。
…え?省略しすぎ?
……そこはスルーでお願いします。
マ「…カナちゃん?どうしたの?何もないところに向かって一人でお話して…」
少々怯え気味にマリーちゃんが尋ねてきた。
『え?あ…や、なんでもないです。気にしないでください』
マ「そうなの…?みんなの看病してたから、疲れちゃったんじゃない?カナちゃんも休んできなよ」
『それを言ったらマリーちゃんもですよ。とりあえず一通り終わったし、お休みしましょう』
マ「うん!じゃあ私、お茶淹れてくるね」
『え!?あ、はい…私はお菓子かなんか探しますね』
不安を胸に残しながらも私はお菓子を探った。
ちょうど良くクッキーがあったので、それをリビングに持って行く。
少しした後、マリーちゃんがカップをお盆に乗せてやってきた。
幸い今回は転ばずに済んだ。
『コノハさんもお茶にしませんか?』
コ「うん…お菓子…食べたい…」
マ「あ…カノ呼んだ方が良いかなぁ?」
そういえば。存在忘れてた。