• テキストサイズ

【カゲプロ】罪の深層

第7章 夏風邪にご用心



マ「あ…カナちゃん、お帰り!ちゃんと配っておいたよ、冷えピタ!」


満面の笑みでマリーちゃんが駆け寄ってきた。
私はそんなマリーちゃんに笑いかける。


『ありがとうございますマリーちゃん。あ…そうだ、セトさんが「心配しないで」って言ってましたよ』

マ「え…セトが?」

『はい』

マ「そっか…。じゃあ、私セトが元気になるって信じて待ってるね!」

『…それが一番ですね』


二人でふふっと笑いあった。
すると、「あ、そういえば…」とマリーちゃんが切り出した。


マ「カノがね、疲れたから部屋で休んでるって」

『カノが…?……分かりました、ありがとうございます』


マリーちゃんに礼を言い、キッチンに戻る。
ちなみにコノハさんはソファで寝てる。

もうお昼が近くなってきてる。お粥でも作ろうかな。

そう思い調理に取り掛かる。
マリーちゃんにも手伝ってもらい、数十分かけて人数分のお粥を完成させた。
とりあえず一人分よそい、小皿に梅干しを一つ置く。
なんでもキド特性の梅干しなんだとか。
さっき味見してみたけど、程良い酸味と甘味があって凄く美味しかった。
やっぱりキドは料理上手だ。
見習いたいな。

/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp