第6章 2日目のお昼時
で、あれこれあって完成。
私全然役に立ってなかったな…。
キ「おい、カナ。運ぶの手伝ってくれ」
『あ、はい。分かりました』
チャーハンと他に作ったものを運ぶ。
でも、4人分にしちゃ随分と多い気がするけど、多めに作ったのかな?
『キド、この量多くありません?』
キ「ん?ああ、他の連中も来るだろうと思ってな。多めに作っておいた」
『あ、そうなんですか』
すごい、そこまで配慮してるとは。
さすがです。
運び終わった直後、アジトの扉が開いてヒビヤくんとコノハさんが入ってきた。
キ「おう、おかえり二人とも。任務はどうだった?」
ヒ「大変だったよ…。僕の《能力》で探し当てるまでは良かったんだけど、そこに至るまでに、コノハが食べ物の匂いにつられてどっか行っちゃうし、道に迷うしで…」
ブツブツと愚痴を言い放つヒビヤくん。
相当苦労したみたい…。
カ「大変だったねヒビヤくんww任務の方は成功したの?」
ヒ「あ、うん。なんとか探して成功したよ。これ報酬」
一枚の封筒をヒビヤくんがポケットから取り出す。
それをキドが受け取り、中身を確かめた。
キ「5万円か…かなり貰ったな。よし、これはヒビヤのお小遣いだ。好きな物でも買え」
そう言って、キドは一万円札をヒビヤくんに手渡した。
ヒビヤくんは大金に驚いたようで、お札とキドを見比べている。