第6章 2日目のお昼時
『おはようございます』
キ「ああ、おはようカナ。と言っても、もう昼だけどな」
マ「おそよ〜だね」
『え"…ホントですか』
ちらりと時計を見てみると、案の定12:30を指している。
……お昼時ですね。はい…。
なんで私、朝起きれないんだろ…。
カ「いやぁ、一回起こしに行ったんだけどねぇ。カナちゃん余りにも幸せそうな顔で寝てるから、ついつい放っといちゃったんだ」
何気に寝顔を見られていたようだ。
何してんだこの人。
『無理矢理起こしてくれても良かったんですよ、カノさん』
カ「そういう事は先に言ってもらわないと。というか、さん付けなんてしなくて良いよ。カノで!」
『ああ、はい…わかりました。じゃあ、カノも私のことちゃん付けするのやめてください…』
カ「ん?なんでよ、可愛いのにー」
『……(イラッ)』
カ「ごめんごめん、冗談だよ」
ここの人達は(無駄に)フレンドリーな人が多いな。
…そういえば、他の人達は何処行ったんだろ?
『あの…他の人達は…』
キ「ん?ああ、セトはバイト、キサラギとシンタローは自宅、ヒビヤとコノハは任務に行ってもらってる」
『任務、ですか?』
カ「あ、そういえばまだ僕らの活動内容言ってなかったっけ」
『そういえば…』
何も聞かされてない気がする。
そっか。メカクシ"団"って言うくらいだから、活動がなんかあるのか。
何やってんだろ?