• テキストサイズ

【カゲプロ】罪の深層

第5章 デパート大作戦



ーーーー


キ「…よし、全員居るな」

シ「おう。この商品の向こう側に…テロ集団と人質が居るのか」

『…まず…これをどうにかしなきゃいけないですね…』


テロ集団の見張りを倒しながら、なんとか裏側に潜入できた。
目の前には私の身長の2倍はありそうな商品の壁。
まあ、私は別に飛び越えればいいんだけど…さすがに二人は無理だろうしなぁ…。

すると、シンタローさんがある商品の列に手を当てながら呟いた。


シ「こっちの列なら人質に当てずに倒せる。ちょっと派手になるが、これを倒して向こう側に移ろう」

キ「ああ。カナ、準備はいいか?」

『…はい』


いよいよだ。
私の働き次第で…この先の運命が決まる。
行くぞ、私。


キ「…そらっ」


キドが体全体を使って商品を押し倒す。
商品の壁は勢いよく向こう側に倒れこみ、道が開けた。
突然倒れてきた商品に、テロ集団は勿論のこと人質となっている人達も驚く。
私の視線の先には、15人程の犯人達。

…本気でいこう。


『…キド、《能力》の方お願いします』

キ「ああ、任せておけ」


キドの返事を聞き、すぐさま敵の殲滅にかかる。


「なっ、なんだ!?何がーーッがはっ!!」

「はっ!?どうしたーーぐぁっ!!」


うろたえるテロ集団を次々とノックアウトしていく。
横目でシンタローさんがコンピューターに近付いた事を確認し、邪魔をさせないよう、さらに倒すスピードを上げていく。


「っこの…くそがああああああッ!!!!!」


リーダーかと思われる男がマシンガンを取り出した。

マズイ、銃はダメだ!!


『キドっ!!能力を解除してください!!」

キ「わかった!」


キドの能力が解除される。
突然現れた私に人質の人は驚いて目を見開く。
だけど、マシンガンの男はもう混乱しているらしく、私に気付いていない。

好都合だ。



/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp