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【カゲプロ】罪の深層

第5章 デパート大作戦



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というわけで、現在に至る。
只今デパート内で涼み中。


シ「あ"ー…生き返る…」

キ「情けないなシンタロー。もっと運動しなきゃヨボヨボになるぞ」

シ「元引きこもりに酷なこと言うなよ…」


新情報。
シンタローさんは元々引きこもりだったらしい。
そうには見えないけどなぁ…。

首を少しだけ傾げるとキドが、どうした?と聞いてきた。
私は少しの間の後、今考えていたことではなくずっと気になってた事について聞いてみた。


『あの、キド…アジトで言ってた《能力》って…』

キ「ああ…まだ説明してなかったな。俺達はそれぞれ、目に能力を持ってるんだ。ちなみに俺は《隠す》能力。簡単に言ってしまえば存在感を薄くする能力だ。
今まですれ違ってきた人と、目が合わなかっただろ?」

『あ…確かにそうですね…』

キ「《能力》が効いてる証拠だ。ただ、人にぶつかると能力は解けるから、気をつけろよ」

『はい…肝に命じておきます』


コクリと頷く。
すると、今まで黙っていたシンタローさんが、おい、と声をかけてきた。


シ「もう少しで売り場に着く。オレのオススメをピックアップしておいたから、これ見て選んでくれ」


そう言って手渡されたのは、薄めのパンフレット。
ペラペラとめくっていくと、時折丸で囲まれている商品がある。
多分、それがオススメのものなんだろう。

というか…いつの間にそんな事を…!?


『あ、ありがとうございます…』


シンタローさんの仕事の速さに驚きながらも、パンフレットに改めて目を通していく。

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