第3章 1.合宿しようよ!
午前7時~誠凛女バス~
『よし、皆揃ったー?』
美雪「あの…凜子先輩がまだです…」
藍「…やると思ったよ。、私電話してみる」
『お願いね、藍。美雪もありがとう』
美雪「いえ!お礼を言われるまでもないですよ!」
彼女は柏原美雪(かしわばら みゆき)。今年入部してきた1年生の中で最も注目してる選手。ポジションはSG。去年の活躍を見て入部してくれた子で、とってもいい子。いい子すぎて自分を見失うってところがもったいないんだけど。
友香「せんぱぁぁぁい!!!」
『わっ!友香!いきなりタックルしないの』
友香「タックルじゃないですよぉ!抱き着いただけです!」
茉実「あ、コラ!友香!またアンタはに甘えて!は私のだからね!」
友香「知りませんよ~。茉実先輩が遅いだけです」
彼女は大空友香(おおぞら ゆか)。今では部内で1,2を争うくらい足の速い後輩。ポジションはPF。よく懐いてくれるいい子なんだけど、周りと上手く馴染めていない。バスケ中ではそんなことはないからまだいいんだけど。
佳苗「先輩、荷物運んでおきますよ!」
『いいよ、佳苗。自分の荷物は自分でやるから』
佳苗「私が運びたいんです!お願いします!」
友香「じゃあ私のやっておいて~」
佳苗「あ、うん!さ、先輩も!」
優希「友香、やめなさい。佳苗もそういうのは断りなさいよ」
島崎香苗(しまざき かなえ)。茉実に言わせるとパシリ属性が強い後輩。ポジションはCで実力的には問題ないんだけど、その性格からか思い切ったプレイがなかなか出来ない。
栞「あ、凜子先輩来ましたよ!」
捺美「相変わらず目がいいね~」
栞「はい!このおかげで先輩をどこからでも見つけられますから!」
玉山栞(たまやま しおり)。素直なゆえ皆から愛される性格。ポジションはSF。中学では実績のないところにいたため経験不足が目立つが、実力はかなり高い。
以上4名の後輩を連れて今回の合宿に参加することに決めた。まだまだ新入生がいるが、キセキとの合宿について来れそうな1年生は4人しかいなかった。