第3章 1.合宿しようよ!
亮介side
『次のメニューが午後最後のメニューになります。気合入れて頑張りましょう』
「最後のメニューは実力を測る5対5だ。メンバーはこちらで決めさせてもらった。桃井、メンバーを発表してくれ。…桃井?」
亮介「桃井さんなら相田さん達と一緒に宿に戻りましたよ。後は何もする事がないからって言ってました。」
桃井さんの代わりに伝言を頼まれた僕が答える。するとさんを始め誠凛の人達、桐皇学園の先輩方、キセキの世代の人達の顔色が悪くなっていった。
茉実「…まさか…」
『ないないない。だってあれほど言ったから。あれほど注意したから大丈夫だよ』
凜子「でも待って。リコさんと一緒ってもはやアレしか考えられないんだけど」
日向「だ、大丈夫だろ!立花はの言う事なら絶対に聞くし…」
「か、考えすぎだぜ!なぁ、黒子!」
「…まずいかもしれません。桃井さんも一緒となると…」
「何てことしてくれんの富ちん~!」
「落ち着くのだよ。後輩を攻めても意味がない。それに赤司も手は打ったのだろう?」
「あぁ…僕も桃井には注意したんだが…相田さんと立花もだったなんて…」
「終わった…俺達はもうダメだ…」
「ま、まだ分かんないッスよ!ほら、石黒っちと相原っちも一緒なんだし!」
優希「そ、そうよね!花帆ちゃんと石黒くんもいるから大丈夫よね!」
皆さんは何に対してそんなにビクビクしているのだろう。僕がその答えを知るのは、数時間後になる。
『き、気を取り直してあたしからメンバーを発表します』
この編成には意図があるようで、僕達1年生は1年生同士のチームになった。僕のチームはPGに橋田、PFに高梨、SFに玉山、SGに僕で、Cに島崎だった。そして…
『最後に…赤司征十郎、青峰大輝、緑間真太郎、黄瀬涼太、紫原敦、黒子テツヤ、そしてあたし、…以上がチーム編成となります。異論は認めません』
「なお対戦相手は最後に発表されたチームだ。各チーム作戦を立てるように。解散」
「はぁ!?俺達ずっと試合かよ!」
「まぁまぁ、久しぶりなんだからいいじゃないッスか!」
「え~。本気出すのとかヤダヤダ~」
「何言ってるんだ。負けたらどうなるか分かってるだろう?」
キセキの世代と…戦える!