第3章 1.合宿しようよ!
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『はぁ…』
茉実「…どうしたの?。赤司君と喧嘩でもした?」
友香「喧嘩したんですか!?別れましょう!赤司さんに先輩はもったいないです!」
美雪「友香、不謹慎だよ」
『喧嘩はしてないよ。別れてもない。むしろ征ちゃんとは何も無かったよ』
藍「じゃあどうしたの?すっごく疲れてるように見えるけど」
『ちょっと…癖のある人には癖のある人が集まるんだなって思っただけ』
佳苗「癖、ですか?」
花帆「ー!来たよー!!」
宗助「よっ!荷物どこに運べばいい?」
『花帆!宗君!』
花帆と宗君はバスケ部ではないけど、臨時マネージャーを頼めば快く引き受けてくれた。朝別行動をしていたのは、食事の買い出しを頼んでいたからだった。
『冷蔵庫まで案内するね!ごめん、皆。先に体育館行ってストレッチしてて』
花帆と宗君を冷蔵庫があるキッチンへと案内をし、3人で体育館へ向かう。
花帆「、何かあった?」
宗助「すげー疲れてるぞ?」
『…あたしってそんなに分かりやすい?』
花帆「まあ私達はいつも一緒にいるし…」
宗助「は滅多にそういう顔見せないからよ、逆に目立つというか…」
『そっか…』
気をつけなきゃな。特にこの合宿中は。
花帆「で、どうしたの?バスケ部じゃない私達の方が話しやすいんじゃない?」
『…うん。簡単に言うとキセキの世代の学校に入学した後輩ちゃん達が非常にやっかいで』
宗助「やっかい?」
『癖があるっていうか…まああたしに直接恨みを持ってる人は1人しかいないっぽいからいいんだけど」
花帆「恨まれてるの!?が!?」
『みたいね。あたしは大丈夫。けど他のキセキの皆が心配なの。牙をむかれる前に認めさせなきゃ、彼らの今のバスケを』
花帆「よく分かんないけど、大変そうだね」
宗助「俺らに出来る事あったら何でも言ってくれよ!役に立つかわかんねーけどよ、いつだっての味方だからよ!」
花帆と宗君の言葉がありがたかった。そうだ、あたしにはやる事がある。せっかく彼らが自分で見つけたバスケを見失わないように。