第3章 1.合宿しようよ!
緑間side
翔也「緑間せんぱーい…って誰この美人!はっ!まさか緑間先輩の彼女…」
「ばかめ、俺に恋人などおらん!は赤司の恋人だ」
翔也「赤司さんの?ってことはこの人が緑間先輩の初こ…」
「翔也!!!お前は少し黙っているのだよ!!!!」
を見ると少し苦笑いをしていた。告白したのはもう半年も前になるのか。いや、まだ半年しか経っていない。俺の想いはまだ…
『初めまして、誠凛高校女バスPG、です』
翔也「あ、初めましてッス!秀徳高校PF、高梨翔也ッス!緑間先輩がいつもお世話になってます!」
「なってないのだよ!会うのは久しぶりなのだよ!」
翔也「えー?その割には結構メールとかしてるじゃないッスか!」
「翔也ぁぁぁぁぁ!」
友香「先輩にメール!?許すまじ、緑間!」
『友香、もう向こう行ってなさい』
「はぁ…いや、いい。俺達ももう戻る。悪かったのだよ、。また練習で会おう。帰るぞ、翔也」
翔也「は!?ちょ、俺まださんと話がしたいんスけど!」
騒ぐ翔也を引っ張り宿に戻る。
翔也「…緑間先輩、あれで良かったんスか?」
「…何のことなのだよ」
翔也「…先輩っていつも呆れるくらい自信家で強気でプライド高いくせに、こういう時だけすっげー弱気ッスね」
…全く、掴めん男だ。いつもへらへらしてると思えば、妙に確信付いたところを攻めてくる。
初めて見た時からなぜか目が離せなかった。翔也もまた俺を真っ直ぐに見てきた。
翔也「ま、俺には関係ないッスけどねー。あ、ところで俺にもさんの連絡先ください!」
「ばかめ。には赤司がいるのだよ。お前が相手にされるわけがないのだよ」
翔也「…そーッスね。なんせ緑間先輩でも無理だったんスからね」
「…翔也」
翔也「あ、キレちゃいました?まぁまぁおしるこでも飲んで…って…やべ、マジキレてる!高尾先輩ぃぃぃぃ!助けてェェェ!」
高梨翔也。掴めん男だが、今は俺に意見することもないだろう。