第3章 もう我慢できない… *裏
「わりい、俺、もうそろそろやべえ。…代わりに俺の手、掴んでてな。」
獣のように欲深く吐息を漏らす俺。夏美はこれからに戸惑いながらも期待を込めているような顔をしていた。
そして俺の左手を夏美に掴ませる。
俺は溜まった欲望を出し切るため、今迄以上に激しく夏美を突き上げた。
「…あ、あああん!カズ君、カズ君!」
「…くっ。夏美…!」
こうして名前を呼び合うと、身体だけでなく心まで繋がっている気がして俺は更に興奮と喜びが増した。
(夏美も同じように思ってくれてるといいな…。)
「夏美。…はあ、大好きだ。…一緒に、はあ、はあ、イこうぜ…。」
「…あ、あん!私も、カズ君が、ああん!大好き、だよ。」
お互いに快感に悶えながら愛を囁く。
俺は激しく突き上げると、夏美の蜜壺が俺自身をキュッと締め付けて、俺の欲が全て吐き出された。
俺にとって長らく待ち望んでいた瞬間がようやく訪れ、今迄以上の快感と幸せを得たのを感じた。
(1年我慢したかいがあったぜ。…それにこんなに気持ちいいのは初めてだ。夏美、お前、最高だよ。)
それを引き金に俺達は同時に果てる。
そして、繋がったままお互いに眠りについて、もう勉強どころではなくなった。