第3章 もう我慢できない… *裏
「…夏美、俺のここ、触ってみ?」
夏美の手を握り締め、パンツの上から触らせると彼女は赤面し恥ずかしそうに俺を見つめ、何も言わない。
俺はそんな彼女がまた愛しくなり、ギュッと抱き締めると耳打ちをする。
「…お前にずっと興奮してたんだぜ。」
耳が弱い夏美は体をビクビクと震えさせる。そして呆れたように微笑んだ。
「…!もう、カズ君たら。」
俺はへへっと笑い、「んー。」と声を漏らして、夏美の耳と頬に軽くキスをする。
そしてパンツを下ろし、俺の肉欲の塊が露わになる。
ベッドのそばの小さな引き出しからゴムを取り出し、慣れた手つきで装着する。
不安気に俺を見つめる夏美。俺は精一杯優しく囁いた。
「痛かったら、すぐ言えよ?」
夏美は縦に頭を振る。
俺は夏美の両脚を持って、左右に広げる。身体が柔らかいのか彼女は特に痛がりもしない。
愛液がたっぷり溢れ十分に解した蜜壺に俺自身を当てがい、ゆっくりと挿入していこうとするが、中々入らない。
「…ごめん、カズ君、怖いよう!」
彼女は涙を浮かべ、俺の背中を両手で掴む。
それが更に愛しく思えてたまらなかった。
「…力抜いてみ。あいつの事忘れたいんだろ?」
「…うん、頑張ってみる。」
すると夏美は俺に身体を預けるように力を抜いてくれる。大分入りやすくなって、ゆっくりと挿入を再開し、半分まで入った。
「…あ、ああん。」
(…あったけー。けどちょっときちーな。)
「…夏美、大丈夫か?」
「…うん、大丈夫。」
夏美の顔を見ると少し苦しそうだった。けど、俺を受け入れようと必死で頑張っている姿に心を打たれる。
根元までようやく入り、俺は耳元で精一杯優しく囁いた。
「…夏美ん中、気持ちいいぜ。」
「ホント?ねぇ、カズ君。」
「なんだ?」
すると夏美は俺の背中に両手を回してきた。
「…このまま抱きしめててもいい?」