第10章 一週間は終わりを告げる
藍蘭
「これで、合宿を終えます。ありがとうございました。」
「「「ありがとうございました!!」」」
お互いにチーム同士向き合って挨拶をした。
挨拶をし終わってから、
パイプイスやテーブル中心に私たちは片付けていく。
選手のみんなは、重いポール、ネットなど
コートの片付けをしている。
清「これで、終わりだね。」
藍蘭「ほんとだ。あと、やんなきゃいけないのは…。」
周りをキョロキョロと見渡すと、
龍と夕がやってきた。
田/西「清子さんと藍蘭さん!俺達手伝います!!」
清水「さ、行こっか。」
藍蘭「そうですね。」
なんて苦笑いで返してから、
藍蘭「夕と龍は、ちゃんとストレッチするんだよ!」
とだけ言っただけなのに、
ものすごく嬉しそうな顔をして、
田/西「了解いたしました!!」
と走って、みんなの元へ戻っていった。
藍蘭「元気だねー。」
走っていく姿を見送りながら、呟いた。
清水「そうだね。」
と、興味のなさそうに答えると、
スクイズを運びに行ってしまった。
藍蘭「あっ、清子!」
私は急いで追いかけた。