【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第11章 文化祭
「…何持って来てんだ。お前」
小屋に入ると高杉が呆れ顔でこちらを見つめる。
八雲は手に来る途中で買ったフライドポテトを持っていた。
「いいだろせっかくの文化祭なんだし。お前の分もちゃんとあるから」
「いやいらねぇよ」
「遠慮するなって」
「遠慮じゃねぇいらねぇ」
せっかく買って来たのに…。
少し凹みながらフライドポテトをかじる。
「それにしても、珍しいな。お前が文化祭に来てるなんて」
「ただの暇潰しだ。こういう祭りは嫌いじゃねーしな。それに、お前も居るし」
その言葉にフライドポテトを食べる手が止まる。
それはどういう意味で言ってるんだろうか。
暇潰しの相手としてか、それとも…