【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第9章 休暇期間
「着いたぞ」
高杉の声でようやく我に返る。
「あ、ありがとう。送ってくれて」
自転車を降り礼を言う。
「いや。…朝は何時に出るんだ?」
「大体8時くらいだけど…」
まさか朝も送ってくれるつもりなのか?
「そうか。分かった」
「いや、いいよ!流石にそこまでされたら申し訳ないし」
「俺がやりたくてやってるだけだ」
「…なんでそんな優しいんだよ」
「勘違いするな。俺は自分の玩具は大事に使いてーだけだ。自分以外の手で壊されるのも嫌だしな」
口の端を吊り上げニヤリと笑いながら高杉は言う。