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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第3章 最初の挨拶





「副担任って…他のクラスには居ないでしょ?なんで3Zに」



やっぱりそこなのか…。
眼鏡をかけた見るからに地味な少年に目を向けながら思った。



「それは俺がもう聞いたからいーんだよ。同じ質問何回も使い回すなよな新八」



「いや、あんたが質問した事なんて僕知りませんから!」



怠そうに答える銀八に眼鏡の子は速攻ツッコミを入れた。



この子が志村新八君か。
名簿を確認しながら名前と顔を一致させた。
どうやらこのクラスのツッコミポジションらしい。



「…このクラスは坂田先生一人じゃ大変だろうからって、特別に副担任をつける事になったらしいよ」



「あぁ…そういう事ですか」



坂田先生の代わりに答えると、妙に納得したように新八は頷きながら返事をする。



「お前らがいつも問題起こすからわざわざ白水先生にお越し頂いたんだぞ。お前ら、ちゃんと白水先生に感謝しろ」



「いや、問題起こしてんのアンタもですけどね!?僕らだけのせいにしないでくださいよ!」



「そうヨ!私定春と校内散歩してるだけで全く問題起こしてないネ!」



「いやお前は問題起こしてるよ!その散歩でどんだけ物ぶっ壊してると思ってんだ!」



ぐるぐる眼鏡をかけたお団子の少女に銀八がツッコミを入れた。
…定春って誰だ?話の流れからして動物っぽいが。



「土方さんが一番問題起こしてますよねぇ。もう退学にした方がいいんじゃないですかい?」



「俺がいつ問題起こしたんだよ!どっちかって言うとお前が一番問題起こしてんじゃねーか総悟!」



今度は黒髪の少年と栗色の髪の少年が騒ぎ出す。

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