【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第7章 夜のお遊び
明日高杉に直接会って謝ろう。
流石に怒っているだろう。
朝にもあのプレハブ小屋に居るだろうか…。
そんな事を考えながら3年Z組の教室の前を通り掛かると
何の前触れもなくドアが開き口を塞がれる。
「んっ!?」
驚きで目を見開き抵抗する間もなく教室に引きづり込まれた。
「ずいぶん遅かったな」
「高杉…」
ようやく手を離され驚きのまま呟く。
「なんでこんな所に…」
「待ってるっつったろ。こんな時間まで待たせやがって」
高杉の声は明らかに不機嫌だ。
本当に待っていたのか…しかもこんな時間まで。
そう知ると流石に申し訳なくなってしまった。
「約束、すっぽかしてごめん。仕事があったから…。次からは、ちゃんと約束守るよ」
頭を軽く下げ高杉に謝罪する。
「ったく何時間待ったと思ってやがんだ。…まぁいい、さっさと服脱げ」
「え…ここで?」
顔を上げなおも不機嫌な高杉を見つめる。
「当たりめーだろ。このまま謝罪だけで返すと思ったか?今日の分はきっちり楽しませてもらわないとなぁ」
高杉の口の端が吊り上る。
一瞬たじろぐが、こんな時間まで待ってくれていたのだし、約束を破ったのは自分だ。
八雲は素直に高杉の指示に従った。