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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第7章 夜のお遊び





「もうこんな時間か」



時刻は午後10時。
外は真っ暗で職員室には全蔵と八雲しか残っていない。
結局高杉の呼び出しをすっぽかしてしまった。
流石にもう帰っただろうか…。



「いやー悪いな。俺の仕事なのに手伝わせちゃって」



全蔵が苦笑いを浮かべながら八雲に謝罪する。



「いえ、いいんですよ。色々勉強にもなりますし。また、手伝える事があったら言って下さい」



本来自分の仕事ではなかったが、勉強になるのは確かだし、量もかなりあったので手伝っていた。
いや、高杉の呼び出しを断れる口実が欲しかっただけなのかもしれない。
そんな私情で手伝った、とは口が裂けても言えない。



「んじゃ、もう遅いし、白水先生はそろそろ帰れ。手伝ってくれてありがとうな。今度お礼に奢るわ」



「ありがとうございます。服部先生はまだお帰りになられないんですか?」



「え、あぁ…俺?俺…は、まだやる事あるからよ。気にしねぇで先帰れ」



「?…そうですか。…じゃあ、お先に失礼します」



全蔵の歯切れの悪い言葉が気になったが、
あの人は真面目な人だし、まだ何かやる事が残っているのだろう。


全蔵に挨拶を済ませ、八雲は職員室を出て行った。


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