【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第28章 エピローグ
「…何笑ってんだよ」
無意識に顔が緩んでしまっていたのか、俺に視線を変え軽く睨み付けられてしまった。
「あぁ、すいません。…坂田先生って、意外と可愛らしい方なんだなって」
「はぁ?」
本日二度目。
俺、そんなに変な事言ったかな。
「どこをどう見たら可愛く見えんだよ。お前目もバカなのか?」
「いえ、目は至って通常です。…なんというか、坂田先生ってそういう事するイメージなかったんで」
「…テメーが見ようとしなかっただけだろ?俺だって普通に男なんだよ」
「そうみたいですね」
自分から世界を閉ざしてた分、今見える世界は斬新に見えるのかもしれない。俺が知ろうとしなかっただけで、多分この人にも色んな顔があるんだろうな。
あぁ、知りたい事と言えば、もう一つ。