• テキストサイズ

【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第28章 エピローグ





「坂田先生って、優しいですよね」



「…はぁ?」



思った事をそのまま口に出したつもりだったのだが、銀八は素っ頓狂な声を出す。



「だって、何だかんだ言いつつ、俺達の事助けてくれましたし…」



「…あぁ、お前の事は助けるよ。好きだからな。けど、あいつまで助ける気はねーよ」



「え?」



好きって…あれ、冗談だと思ってたんだけど。



「なんでわざわざ恋敵まで助けなきゃいけねーんだよ。…チッ、上手くいけば破局まで事を運べたかもしんねーのに…」



無念そうにブツブツと言っているが、こちらはまだ頭の整理がついていない。


あの時の告白って、まさか本気だったのか?
じゃあ、だとすると金曜日のあれって、高杉に対しての嫉妬から?

もしそうだとしたら意外だな。この人ってこういう一面もあるのか。

/ 331ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp