【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第28章 エピローグ
「俺が悪いんですし、今まで散々ご迷惑かけてますから、謝って当然ですよ」
「自分の彼氏に酷い目合わせた男に詫びる必要なんてねーだろ」
鼻で笑うように吐き捨てた。
確かにあれだけを考えると、そうなのかもしれない。けど…
「俺、坂田先生がなんであんな真似したかは分かりません。けど、あれのおかげで踏ん切りがついたというか、吹っ切れられたというか…俺は、感謝してますから」
「…ふーん。……相変わらずバカな奴だな、お前」
「相変わらずって…」
思わず苦笑いを浮かべる。
日頃からそう思われてたって事なのかな…。
日頃から彼が俺をどう思っているのかはよく分からないが、助けて貰っているのには変わりない。
そう思うとやはり感謝の言葉が出てくる。