【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第28章 エピローグ
「おはようございます」
あのまま晋助と二人で学校へ向かい、隣の席で先輩でもある坂田銀八に挨拶をした。
彼はこちらを向き俺を見るなり、露骨に眉間に皺を寄せる。
何もそんな顔しなくても…
そう思ったが、金曜日とまったく同じ服装で出勤しては、大方何があったかは想像がつくのだろう。
まぁ…そりゃそんな顔もしたくなるか。
こちらが何かを言う前に、銀八はすぐに視線を戻してしまった。
「あの…金曜日は、本当にすいませんでした」
「………なんでテメーが謝んだよ」
少し沈黙はあったが、返事を返してくれた。