【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第27章 恋人達の甘い時間
「どうした?」
「いや…まさか、お前とこういう風になれるなんて、昔だったら想像もつかなかったなって」
「あぁ…そうだな」
素っ気のない返事だったが、その目は柔らかく口元には微かに笑みを浮かべていた。
この土日の間、彼のこういう初めて見る顔ばかりを見る。それがとても嬉しい。彼のこんな表情を知れるのは、俺だけだ。
そしてもっともっと知りたくなってしまう。
「そろそろ朝飯にするか」
「うん」
「…あぁ、その前に…」
俺の身体に視線を向け、にやりと笑みを浮かべてくる。