【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第27章 恋人達の甘い時間
「起きろ。遅刻するぞ」
「…うん」
目を開けると晋助が俺の顔を覗き込んでいた。
もそりとベットの中で上半身を起こし、日の光が差す部屋を見渡した。寝起きでぼんやりとしていた頭が徐々に覚醒していく。
土日の事を思い出すと、今でも夢なのではないかと思える。だが、ここに居る事と、身体に残る鈍い痛みが夢ではないと実感させられる。
まさか、この歳であんな高校生みたいな事をするなんて…。
あの後、何度も互いを貪り、眠って、目が覚めてはまた身体を貪り合った。食事とシャワー以外はずっとセックスをしていたのではないかとすら思えるほどだ。
昔の俺が知ったら、一体どう思うだろうか。
そう思うと自然と笑いが込み上げてしまう。