【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第27章 恋人達の甘い時間
「…なんだ?」
「…最初くらい、お前の中でイキたい」
まさかそんな事を言われるとは…
少し驚いたが、心の中にじんわりと嬉しさが込み上げてきた。堪らなく目の前の男が愛おしく感じる。
嬉しさで緩んでしまう顔を堪えながら、再び男のペニスを口に含み舌で擦り上げる。
「はっ…っ、おい…話、聞いたたのかよ」
不規則な息を吐きながら抗議するように言っていたが、構わず続けた。強く吸い上げるとビクビクと震え、口腔を圧迫する。
あと少しで達してしまう寸前に、ようやく口を離す。見上げると彼は軽く睨み付けてくる。
「…やめろと言っただろ」
「けどイかなかっただろ?何回お前に抱かれてると思ってるんだ。お前の限界点がどこかってくらい、分かってるよ」
その言葉に怒る気力も失われたのか、小さくため息をつかれる。
「俺は、お前じゃなきゃこんな事しないよ。お前じゃなきゃお断りだ」
晋助が虚を突いたような顔になる。しかしそれは一瞬で、その眼差しはひどく愛おしいものを見る様に優しく緩んだ。
「お前ってやつは…」