【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第26章 せっかく関係が変わったんだし
今までずっと胸にしまい、我慢して来た言葉を、今なら何度でも言える。
「晋助、好きだよ」
また頬を朱色に染めるのが見えた。
今までなら見せない表情だったが、彼のこんな表情にも、慣れる日が来るのだろうか。
「今日はよく顔赤くさせてるな」
「…テメェ、そんな事平然と言える奴だったか?」
「前だったら言ってないだろうな。…けど、何かもういいかなって。色々あり過ぎると怖いものなくなってくるんだよ」
「…なるほどな」
しばらくまた静かな昼食の時間が続いたが、食べ終えゆっくりと席を立つ。