【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第26章 せっかく関係が変わったんだし
「そうか?だとしたら嬉しいよ。それが俺の目的なんだし」
「そうだったな」
「変わらない方が、好きか?」
「…さぁな」
はぐらかすように悪戯っぽい笑みを浮かべてくる。こういう一面を見ると、やっぱり晋助らしく思える。
「まだ好きとは言って貰えないか。けどいいよ。まだ時間はたっぷりとあるんだからな。むしろこれからだ」
「さっきといい、随分寒いこと言えるようになったじゃねーか」
「これで寒いって言われるんじゃ、お前に慣れて貰うしかないな。これからもっと言うつもりだから」
「…そーかよ」
小さく息を漏らし笑う。
こんな静かな日は久々だったけど、とても幸せな気分になれた。