【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第25章 私利私欲のため
「…好きだよ。多分これからも好き。…だから、付き合って欲しい」
「お前は本気で俺を許せんのか?」
「そりゃ…全部を帳消しには出来ないよ。だから離れようと思った。変わる為には何かを諦めないとダメだと思ってた。けどやっぱり俺はお前が欲しい。だから許すよ。何も諦めずに全部実現させたい」
「ククッ…ホント、欲深けぇ奴だな」
「知ってただろ」
誰よりも一緒に居る時間が長かったんだから。
お前が一番俺の事を知ってるんだよ。だから俺もお前の事が知りたい。
「お前は俺の事どう思ってる?」
「…正直言うと、お前と同じ感情でお前の事は見てねぇ」
「…そっか」