• テキストサイズ

【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第25章 私利私欲のため



風呂から出るとバスタオルと着替えが用意されていた。


分かってはいたけど、やっぱ裾余るな。そう言えばあいつが俺の服着た時裾足りて無かったっけ。
モヤモヤしつつ踏まないようにズボンの裾を折り曲げた。



「風呂、ありがとう」



「…あぁ」



また沈黙が続く。


…気まずい。けど帰るに帰れないし。というか何故か財布に1円もなかったし。銀行ってもう閉まってるよな。



「おい」



「え?…な、何?」



「お前、俺のことまだ好きって言えるか?」



「…え」



そう改めて聞かれちゃうと、なんか恥ずかしくなるな。
風呂上りの体がまたどんどん熱くなってくる。

/ 331ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp