【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第25章 私利私欲のため
「今まで散々あいつ弄んで来たんだ。お礼にテメーも身体差し出すのが筋だろ。八雲の方も準備出来てるみてーだしな」
「ふざけん…な。何…言ってやがんだ」
荒い息を抑えながら必死に抗議しているが、その声にいつもの覇気はなかった。
そんな高杉の声を無視して銀八はこちらに視線を向けてくる。
「もう体動くと思うぜ」
そう言われて腕を動かしてみた。薬の効き目はとっくに切れていたらしい。
「もうだいぶほぐれたから挿れられるぞ。良かったな、好きな奴のバージン貰える上に童貞も卒業出来るなんてよ」
「…坂田先生。俺はこんな復讐みたいな事望んでませんから。…高杉解放してやって下さい」
「ふーん。それでそれ収まんの?」
思わず視線を逸らしてしまう。