【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第25章 私利私欲のため
「お前も素直じゃねぇよなぁ。こいつ見て興奮したんだろ?突っ込みたいんだろ?」
「…そんな、事…」
「別に恥じる事はねーよ。報いっつったろ?これくらいされても仕方ねー事こいつはしてんだよ」
仕方ない?仕方ない…のかな。
「早くこっち来いって」
言われるがままに立ち上がりノロノロと傍に寄った。相変わらず高杉は目を合わせてくれなかったけど。
そりゃ、今までされた事考えれば恨みがないって言えば嘘になるよ。
なんで俺がこんな目にって何度も思った。散々好き勝手に俺の事振り回して、人をペットみたいに扱いやがって。何様のつもりだよ。
…だから、これくらいはいいよな。
ゆっくりと右腕を上げ高杉に近付けた。