【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第25章 私利私欲のため
「っうっ、くっ!」
遠慮なしに深くねじ込まれた指に高杉が喉の奥で呻き声をあげている。
痛みのせいか、屈辱のせいか、顔を真っ赤にさせ目には涙を溜めており、普段の姿からは想像もつかないものだ。
…坂田先生、ホントに何考えてんだよ。
ダメだと分かっていても、その光景から視線を外す事が出来なかった。瞬きも忘れ見つめてしまう。
そんな俺の視線に気付いた高杉は、目を堅く閉じ顔を逸らした。
「あれ、高杉君ちゃんと勃つじゃん。今まで全然反応しなかったのに。…良かったなぁ八雲。高杉お前に見られて興奮するってさ」
「っ…んなわけ、ねぇだろ…」
「素直になれよ。見られて勃起させてんのは事実だろ、変態」
「変態はテメーだろ!ふざけやがって!」
「だから暴れんなって。そもそも忠告聞かなかったお前が悪いんじゃねーか」
「…は?」