【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第5章 参加条件
「いいじゃねーか。ただ綺麗事ぬかすクソ教師かと思ってたが、自分が可愛いだけの自己中教師か。…俺は好きだぜ?そういうの」
「違う!俺はホントにあのクラスの事を思って!」
顔が熱くなる。
否定したいのに言葉が出てこない。
「素直になれよ。自分のためだってな」
「違うって言ってるだろ!!」
高杉を睨み付け怒鳴った。
自分でもどうしてここまでムキになっているのか分からない。
「そう怒るなよ。…いいぜ、暇潰しだ。そのテスト受けてやる」
「…ホントか!?」
思わぬ答えが返って来た。
まさかこの流れで受けてくれるだなんて…。
やはり来てみて良かった。
「ただし、条件がある」
「条件?」
一体何だろうか。
ここまで来たんだ。受けてやろうじゃないか。