【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第25章 私利私欲のため
さっきはドアで見えなかったが、八雲が銀八の肩を借りグッタリとしている。
「いやーさっきまで二人で飲んでたんだけどよ、こいつ途中で寝ちまったんだよ。まぁ酒のせいじゃねーけど」
「…それで何で此処に来ることになんだよ」
「こいつお前の事でずっと悩んでてさー、飲んでる時もお前の話ばっかなんだよ」
「おい、質問の答えになってねーよ」
「まぁ俺としても可愛い後輩を応援してーわけよ。だからここで終わらせてやろうと思ってな」
「は?」
こいつ、さっきから何言ってんだよ。
そんな俺をよそに銀八は壁を背もたれにさせ八雲を床に座らせる。
「おい、説明しろよ。何がしてーんだよお前」
「まぁちょっと落ち着けって。お前は少し痛てーかもしんねーけど、すぐ良くなっから」
振り向いた銀八の顔を見た瞬間、高杉は肌が粟立つのを感じた。