【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第25章 私利私欲のため
「お前が望んでる事全部言ってやるよ。今の自分を変えて、その為には高杉との今の関係を断ち切りたい。けど嫌われたくはない。そうだな?」
「…そう、ですね。出来れば、ですけど」
「じゃあ簡単な事じゃねぇか」
「…そう簡単に言わないで下さいよ。どうすればいいか分からないからこうやって悩んじゃってるんですし」
「いいや簡単だよ。だから此処に来たんだしよ」
「え?」
「いや、何でもねぇ。今は取り敢えず飲め」
「…はぁ」
八雲は言われるがままに俺の勧めた酒を飲んだ。
そうそう、そうやって沢山飲めよ。
…俺がその願い叶えてやるから。