【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第24章 ハッキリして
「つーか、向こうもそんないきなり好きだったーなんて言われたら、変に意識しちゃうだろ」
「…あ」
確かに!
じゃああの顔はそれが理由か!今後接し辛くなるからだ!余計複雑にしたのは俺だよバカ!
「うわ…どうしよう俺。今からまた行った方がいいですかね?けどなんて言おう。もういっそメールで…」
いやメールで済ませていい内容じゃないだろ。いやだからこそメールの方が…けど何て打てばいいんだ。
やっぱり直接会って…
「ちょっと落ち着けよ」
立ち上がろうとしたところで腕を掴まれ再び席に腰を下ろす。
呆れたように大きくため息をつかれ、徐々に頭が冷えてきた。
「まぁ逆に考えりゃ、意識して貰えて良かったんじゃねーか?向こうもお前に対して恋愛感情抱いてるかもしんねーし」
「いや、それはないです」
しばらくの沈黙の後、再び横から大きなため息が聞こえた。
だって…変に期待してもね。