【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第24章 ハッキリして
「あー…まぁ、告白の件は一旦置いとくとしてよ。その、契約?はどうするつもりなんだ?」
「え?あぁ、それは…守らないとダメなのかな…」
「けど今回は脅しなしに口約束だけなんだろ?守る義務ねーじゃん」
「そう…ですけど…でも…」
そりゃ無理に契約結ばされたわけじゃないよ。けど…
…あんな子供みたいにすがるような目向けられちゃなぁ。あんな顔する高杉、初めて見た。
年下っていうのが改めて実感させられてっていうか。不覚にも可愛いと思ってしまったというか。…あぁダメだ、また絆されかけてる。
「ハッキリしろよ。嫌なら嫌でちゃんと断れ。そうやってズルズルひきずってあいつに変な気持たせんな」
「別に、そんなつもりじゃ…」
ないと、思うんだけど。
「まずどうしたいんだよ、お前は」
どうしたいかって聞かれてもなぁ。
正面からバッサリトドメを刺して貰おうと思ってたのに、まさかこんな事になるなんて思ってもいなかったし。