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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第21章 鎖は切れた





「つーか、ここまで女々しいと同情よりも哀れに思えてくるわ」



…うるせぇよ。



「まさに負け犬の遠吠えだな。ガキみてーにビービー泣いてるだけじゃ、誰も振り向かねーし置いて行かれる一方なんだよ。特にお前みたいな奴はな」



言ってることがもっともな分、かなり腹が立つ。



「お前、このままじゃ何処行っても成功しねーぞ?」



「うるせぇなぁ!分かってんだよそんな事!」



プツリと音を立て自分の中で何かが切れた。銀八に飛びかかり胸倉を掴む。



「誰もがお前みたいに強く生きれるわけじゃねーんだよ!お前はいいよな俺と違って全部持ってて人に頼られて!けど俺みてーな人間はこうでもしねーと生きていけねーんだよ!」



「言い訳してんじゃねぇ!だからそれが逃げてるっつってんだろ!」



銀八がテーブルを蹴り飛ばし八雲に飛びかかる。お互い譲らず取っ組み合いが始まった。

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