【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第20章 契約解除
唖然としている俺の手の中にボイスレコーダーを渡された。
「用はそれだけだ。じゃあな」
「ちょ、ちょっと待てよ!」
帰ろうとする高杉の腕を掴み慌てて止める。
「どういう事だよ。…いきなり、契約解除だなんて…なんで…」
「そのままの意味だ。元の無関係に戻るだけだろ。もうお前を玩具にはしねーよ」
「だから、なんでだよ!今まで散々好き勝手やってきてたのに、なんでいきなり!」
「俺がテメーをいつ捨てようが俺の勝手だろ。…もう飽きたんだよ、お前に」
言葉が胸に突き刺さる。高杉は腕を掴む俺の手を払うと玄関へと向かった。