【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第20章 契約解除
ガチャリ。
なかなか寝付けずベットの上で何度も寝返りを打っていると、ドアノブが回される音が聞こえ体を起こす。
勝手に家に上り込んでくる奴は、一人しか居ない。
「…まだ風邪治ってねーみてぇだな」
「…うん」
高杉がベットの近くに腰を下ろす。
「…どうしたんだ?今日は」
また体を求めにきたのか?
今の体調だとちょっとキツイんだけど。…それに昨日の今日だし、気まずい。
そう思っていると高杉はおもむろにポケットに手を入れ何かを取り出した。
「…それって」
思わず口を開く。
高杉の手の上にあるのはボイスレコーダーだった。
「契約解除だ」
「……え?」
高杉のその言葉に目を見開く。