【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第18章 看病と暴走
「ごめん。気付かなかった」
「ったく…」
小さく溜息をつかれる。
「ホント、ごめん。風邪でずっと寝てたもんだから」
「白髪天パから聞いた。ホントに風邪だったんだな」
「うん。…うつすと悪いし、あんまり長く俺と居ない方がいいよ」
正直、今高杉と顔を合わせるのは気まずい。
それに風邪をうつしかねないのは本当の事だし、悪いけど早めに帰って貰おう。
「薬は飲んだのか?」
「え?いや、今切らしてて。飲んでない」
唐突に質問され少し戸惑いつつ返事をする。
「飯は?」
「食欲ないから食べてない」
「…治す気あんのかよ」
「ある」