【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第18章 看病と暴走
「っ…」
八雲がベットで寝ていると、不意に右手に痛みを感じ目を覚ます。
痛い…そう言えば鏡割った時に右手切ったんだっけ。手当てせずに寝たから傷口開いたのかな。
もぞりと体を動かし右手の方へ視線を向ける。
「…あ」
「起きたか」
「高杉…」
「ひでぇ怪我だな、これ」
高杉の視線に合わせ右手を見ると丁寧に包帯が巻かれていた。
「わざわざ手当てしてくれたのか?」
「そのままにしてたら治るもんも治らねーだろ」
「そっか、ありがとう。…いや!そうじゃない!」
思わずベットから飛び起きる。
まず目の前の男がここに居る事がおかしいだろ!いつ入った!?なんで居るんだ!?