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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第18章 看病と暴走





「風邪で休みだとよ。朝電話があった。返事来ないのか?」



ニヤニヤしたまま今度はこっちが問い掛ける。
正直今の高杉をからかうのは楽しくて仕方ない。やっぱ八雲の事となると分かりやすいな、こいつ。



「チッ…」



こちらの質問には答えず鋭く舌打ちをすると高杉はそのまま職員室から去ろうとする。



「看病にでも行くのか?」



「テメーには関係ねぇだろ!」



最後の問いに怒鳴るように返事をすると乱暴にドアを閉め出て行ってしまった。



「…まぁ、これも一つの青春だよな」



うんうんと頷きながら呟く。
あれなら俺の出る幕はなさそうだな。…なんだ、どう見ても両想いじゃねーか。今から部屋で二人どんな会話をするのかねー。
中学生のような事を考えている銀八だが、その表情はどこか浮かない。

ホント、俺の出る幕じゃねぇよ。あいつら自身で気付かねぇと意味がねーんだ、これは。…それに気付いた時、お前は今のままでいられるのか?

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