【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第18章 看病と暴走
「そうか、分かった。校長には俺から言っとく。ゆっくり休めよ」
朝の職員室、八雲からの電話を切り銀八は椅子に凭れ掛かる。
しっかし、あいつが風邪ねぇ。また高杉と何かあったんじゃねーだろーな?
前科があった分、どうしても疑り深くなってしまっていた。
これ以上何も言わねぇって言った分、首突っ込むわけにはいかねーし。…まぁ、今回は本当にただの風邪かもしんねーけど。
何かあったとしても俺が動く事はねーか。またあの不良少年が尋ねに来るだろ。ていうか絶対来るだろうな、あいつ。
うむ、と小さく頷き銀八はそれ以上考えるのを止めた。