【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第17章 たまには違うお遊び
「…何が目的なんだよ」
軽く沖田を睨み付け今度は抑えた声で聞く。
「そんな怖い顔しないで下さいよ、先生。別に俺達白水先生を脅そうとしてるわけじゃないっすから」
今度は土方が答える。現時点で脅されているようなものだ。
「そうそう、ただちょっと、俺達も相手して欲しいだけですぜ」
「…相手?」
沖田の言葉に首を傾げる。
そして二人が何やら妖しげな笑みを浮かべたかと思うと、土方の手が八雲の下肢へ伸びる。
「やっ…!」
土方の指がベルトの金具を外しズボンの前がはだける。
逃れようにも後ろから沖田に腕を押さえつけられているためそれも叶わない。
「何考えてんだ、お前ら。こんな所で…」
幸い周りの人はこちらの異変に気付いていないようだが、こんな人混みの中ではいつ見られてしまうか分からない。こいつらだってリスクはデカいはずだ。
「こんな所だからいいんじゃないですか。先生、こういうの好きなんでしょ?」
「そうですぜ、トイレであんあん喘ぐぐらいなんですから、公衆の面前でこうされるのが好きなんですよねぃ?」
「なっ…」
何言ってるんだ、こいつら!
頭に血が上り言い返す言葉も出てこない。
今すぐにでも怒鳴り散らしたところだが、場所が場所なため出来るわけがない。