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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第16章 絶対的な関係





「まぁ、だったらなおさら今の関係考え直した方がいいんじゃねーか?」



「なんでですか?」



「なんでって…お前」



言葉が詰まってしまう。
ホントにこのままでいいと思ってんのか?こいつ



「好きなんだろ?だったら今みてーな関係じゃなくて付き合いたいとか、恋人になりたいとか色々あるだろ」



「それは、出来ませんよ」



「は?なんで」



「だって、俺が一方的に好きなだけですし」



「は?」



いやぜってー違うって。
銀八は昨日の高杉を思い出す。
あの反応を考えるとあいつもこいつに好意を抱いているとしか思えない。



「分かんねーぞ?あいつだってお前をそういう目で見てるかもしんねーじゃねーか」



「ないですよ。高杉は俺の事、その…玩具としか見てませんから」



小さく笑いを零しながら言う。だがその表情はどこか寂しげだ。

こいつはなんでこうも、自分に自信持てないんだろうなぁ。
もっと自分の感情に素直になってもいいと思うけどね。…まぁ初めて会った時よりはマシか。
まだ痛む足をさすりながら銀八は思った。

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