【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第15章 互いの関係性
「お前らの関係、全部知ってるぜ?俺」
高杉の動きがピタリと止まり、しばらく沈黙が続く。
かと思うと急にこちらに体の向きを変え胸倉を掴まれる。壁に押し当てられた背中が痛い。
…なんでこいつらはすぐ人の胸倉掴むんだ流行ってんのか?
「お前が相手だったのか」
「は?」
何を聞いているのかイマイチ分からず首を傾げる。
「テメーだろ。昨日あいつとヤッたの」
「あぁ…」
ようやく質問の意味が分かり小さく頷く。
「俺だよ。つか、あいつから聞いてないのか?まぁそんな歪んだ関係じゃあ教えねーか」
バキッ!
「っ…」
おいおいいきなり顔殴るやつがあるかよ。仮にも俺教師よ?
にしても急に顔色変えやがって。こいつにしちゃ珍しいね。
「…満足したか?」
頬の痛みを堪えながら口角を上げ問い掛ける。
「…全然。ぶっ殺してやりてーとこだよ」
胸倉を離され吐き捨てる様に言われる。
最近の思春期真っ盛りの少年は平然と怖えー事言うねぇ。お前が言うと洒落にならねーよ。