【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第15章 互いの関係性
「いい子にしてたか?」
「う…あ…」
涙で視界が歪み高杉の表情を確認出来ない。
掠れた声をあげながら早く触れて欲しく身を捩り近づこうとする。
だがそんな事をしなくても向こうからこちらに近づいてくれた。
「言いつけはちゃんと守れてたみてーだな」
「ん…」
優しく頭を撫でられる。気持ち良さに目を細め自ら高杉の手に擦り寄る。
「お前は本当に可愛いな」
まるで愛おしいものを愛でるように熱い手が頬を滑る。
「っ…ん」
唇に熱い感触が伝わる。高杉は八雲の唇に舌を這わせこべりついた血を舐めとった。
濡れた舌が傷に染みて少し痛かったが、その温かさに心が絆されてしまう。
「俺が帰ってくるまでに何回イッったんだ?」
「ぅあっ!」
敏感になっている自身を突然指先で撫でられ声をあげる。
「答えろ。何回だ?」
くにくにと指で弄られ膝がガクガクと震える。
「やっ…も、覚えてな…っう、あ!」
ビクビクと身体を震わせながら何度目か分からない吐精をする。
「イキっぱなしかよ。だらしねー身体」
「はっ…ぁ」
喉を鳴らし楽しげに笑う高杉に凭れ掛かる事しか出来ない。