【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第14章 罰と本音
「高杉…お願っ…もう、許して…」
「…ダメだ」
感情を押し殺した高杉の声に全身が粟立つ。
突き上げられる度に快感が襲い、紐で塞き止められていなければ何度も達していただろう。
頭の先から溶けてしないそうになり、この地獄のような悦楽から早く救い出して欲しかった。
「…出すぞ」
身体を強く抱き締められ耳元で囁かれる。
力強い律動を再開したのを感じると中に熱いものが放たれた。
「あっ…ああっ!」
その新たな刺激に全身をビクビクと震わせる。頭が真っ白になり意識が遠のく。薄れる意識の中、視界がぼやけ高杉の表情は分からなかった。
頭の中で高杉に言われた言葉がぐるぐると回る。
言い返す言葉なんてない。きっとその通りなんだろう。
簡単に丸め込まれ、すぐに相手に身を委ねる。自分でも嫌になる。
自業自得だ。こうなって当然なんだ。
けど、それでも…
それでも俺は、お前がいいよ。